答えより、一緒に探す時間。
放課後サポーターとして子どもたちと過ごしていると、子どもたちの世界に引き込まれることがあります。
先日、小学1年生と2年生の女の子に、
「先生、カブトムシ探しに行こう!」
と誘われました。
場所は、小学校の校庭。
正直なところ、「この校庭にカブトムシはいないだろうな」と思いました。
でも、その言葉は口にせず、「よし、探そう!」と3人で校庭を歩き始めました。
木の根元をのぞき、畑の周りを歩き、草むらをかき分ける。
校庭の隅から隅まで、本気で探しました。
結果は、カブトムシもクワガタも見つかりませんでした。
その代わり、ダンゴムシは50匹くらい。
そして、小さなシジミチョウが1匹。
「またダンゴムシいた。」
「こっちにもいる。」
そんなことを話しながら、気づけば校庭をずいぶん歩き回っていました。
最初に探していたものとは違ったけれど、何も見つからなかったわけではありません。
目的のものは見つからなくても、別の発見がある。
そして、一緒に探す時間そのものが、楽しい時間になっていました。
大人はつい、「ここにはいないよ」と先に答えを出してしまうことがあります。
でも、その一言で終わらせるより、「じゃあ、探してみようか」と一緒に歩いてみる。
探したからこそ見つかるものがある。
この日の収穫は、ダンゴムシ50匹とシジミチョウ1匹。
そして、一緒に探した時間でした。

