コーチング視点で感じる太極拳──自分のペースを意識して調和する
森林公園にて大勢の仲間と太極拳を行いました。
11月の澄んだ空気の中、身体を動かすと自然に呼吸が深まり、内側の感覚が立ち上がる時間でした。
最初の私は、明確に 「周囲に合わせようとする自分」 で動いていました。
遅れないように
流れを乱さないように
みんなと同じタイミングで動く
その意識は無意識に働く反応で、身体が硬くなり、動きのペースもぎこちなく感じられました。
しばらくして、その状態に気づいたとき、意図を切り替えました。
周囲に合わせる前に、自分のペースに意識を置く。
この切り替えによって、身体も心も柔らかくなり、内側に余白が生まれる感覚がありました。
自分のペースを基準に動くことで、周囲に無理に合わせる必要がなくなり、周りの人たちと調和できているように感じました。
この体験は、太極拳だけでなく日常生活や仕事でも応用できる原則です。
コーチング視点での学び
無意識の反応に気づく
周囲に合わせることは自然な反応ですが、それだけでは主体性を失うことがあります。自分のペースを先に選ぶ
自分のペースを意識することで、身体・思考・行動のバランスを整えられます。意図的な行動を選ぶ
周囲の流れに流される前に、自分のペースを基準に動くことで、心身も周囲との関係もスムーズになります。
あなたは日常で、どんな場面で「周囲に合わせる自分」に気づきますか?
そのとき、自分のペースを意識できていますか?
もし意識できていなければ、まず自分のペースに意識を戻してみる ことを試してみてください。
小さな選択ですが、行動や関係性、感じ方が少しずつ変わるかもしれません。

