看護とコーチングは、似ている。
NHKの朝ドラ『風、薫る』を見ていて、ふと、こんなことを思いました。
看護とコーチングって、似ている。
もちろん、看護師とコーチでは、資格も専門性も、担う役割も違います。
でも、その根っこにある「人との向き合い方」には、共通するものがあるように感じます。
今日の『風、薫る』で、りんが「看護とは何か」を考え続ける場面がありました。
そして出てきた言葉が、
「看護とは今そこにあるもの」
という言葉。
この言葉を聞いたとき、私はコーチングを思い浮かべました。
コーチングも、目の前の人を置き去りにして、理想論を語るものではないと思うからです。
今、その人は何を感じているのか。
何に困っているのか。
何を大切にしているのか。
どんな言葉を口にしているのか。
そして、その人自身は、本当は何を望んでいるのか。
まずは、「今、ここにいるその人」を見る。
そこから始まる。
看護も、目の前の患者さんの状態を観察し、その人に必要なことを考え、手を差し伸べる。
コーチングも、目の前のクライアントをよく観察し、その人自身の言葉や考えを聴きながら、その人が自分の力を発揮できるように関わっていく。
だから私は、
「看護とは今そこにあるもの」
という言葉が、
「コーチングも、今ここにいるその人から始まる」
ということにつながっているように感じました。
そして、もう一つ印象に残っているのが、ドラマの中でバーンズ先生が投げかけた、
「看護とは何か?」
という問いです。
すぐに答えを教えるのではなく、
「自分で考えなさい」
と促す。
これも、コーチングに通じるものがあります。
コーチは、相手の人生の答えを代わりに決める人ではありません。
「こうしたほうがいいですよ」と正解を渡すのではなく、
その人自身が考え、自分の答えを見つけていくことを支える。
そう考えると、看護とコーチングは、方法こそ違っても、
「目の前の人をよく見る」
「その人に必要なものを考える」
「その人自身の力を信じる」
というところで、どこか似ているのではないでしょうか。
『風、薫る』を見ながら、
「看護とは今そこにあるもの」
という言葉が、なぜかずっと心に残っています。
そして私は、コーチとしても、
目の前の一人を、目の前の一人として見る。
そんな関わりを大切にしたいと思いました。
看護とコーチング。
違う仕事だけれど、人を支えるということを考えたとき、意外なほど近いところにあるのかもしれません。

