太極拳の智慧をコーチングに活かす ― 身体の意味で心を整える

太極拳には、一つひとつの姿勢や動きに“身体の意味”が込められています。これは単なる武術の技法ではなく、心の使い方や、人生の進め方にも応用できる考え方です。

ここでは、代表的な身体原則をコーチングの視点で読み替えてみます。

含胸抜背(がんきょうばっぱい)

身体の意味: 胸を軽く引き込み、背中をふわりと伸ばす姿勢。
コーチングへの応用:
感情や思考をむやみに押し出すのではなく、まず“心に余白”をつくること。
スペースが生まれると、反応せずに選択できる自分になれます。

脊貫四梢(せっかんししょう)

身体の意味: 背骨から四肢の末端まで力を通す。
コーチングへの応用:
自分の軸(価値観・ビジョン)が通ると、行動にも一貫性が生まれる。
あれこれ散らず、「これが自分」という中心が明確になります。

虚領頂勁(きょりょうちょうけい)

身体の意味: 頭頂が軽く引き上がり、肩と首の力が抜ける。
コーチングへの応用:
固定観念や“こうあるべき”の力みを手放すことで、柔軟に相手を理解し、状況を俯瞰できるようになる。
ニュートラルな心が、より良い選択を生みます。

三尖六合(さんせんりくごう)

身体の意味: 手・肘・肩、足・膝・腰の連動が統合され、全身が調和して動く。
コーチングへの応用:
思考・感情・行動がバラバラではなく、ひとつの方向に向かう状態。
目標達成にも対話にも、内外の調和が大きな力になります。

身体は、いつも心を映している

太極拳の身体原則は、心の在り方と深くつながっています。
身体を整えることは、心を整えること。
そして 心が整うと、選択も行動も自然に変わっていく

太極拳の智慧を、日常やコーチングにそっと取り入れるだけで、
“無理なく自然体の自分” のまま前に進めるようになります。

Previous
Previous

地域のお祭りの運営に関わって感じたこと

Next
Next

会場の大掃除に行ってきたら、自分の心がスッキリしました